会長挨拶・沿革
会長挨拶
河内長野市医師会会長の山口竜司です。
超高齢社会の日本では、2025年以降に75歳以上人口が急増し、河内長野市では2040年には高齢化率が約45%になるのではとの予測も出ております。今後、老々世帯や独居など、家族の支援が乏しい高齢者の増加も懸念されており、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体となった地域包括ケアシステムの充実が急務となっております。多くの高齢者は、慢性疾患を抱えながら地域での暮らしを続けています。医療と生活を切り離して考えるのではなく、生活のなかに医療がある、そして、患者ではなく生活者として地域でどう暮らしどう療養するのかといった、それを医療と介護だけでなく行政や地域で暮らす人々、皆さんで一緒に考えて実現可能な地域包括システムの構築、これが望まれるところです。
河内長野市医師会では、従前より医療と介護のシームレスな連携や在宅医療の推進、認知症対策、小児救急の充実化、介護予防などへの取組を進めておりますが、2025年に向けてさらなる充実を図っていきたいと考えています。また、今期の体制から、理事の分掌に感染症とICTを追加し、こらからの時代の医療に対応するための基盤になればと考えています。今回の新型コロナウイルス感染症に限らず、今後もこのような非常事態が訪れる可能性もあります。そういう時にも、機動的に動ける医師会を目指したいと思います。又、医療にも、AIやICTなどのDX(デジタルトランスフォーメーション)の波がすぐそこまで来ています。医師会でも、そのような課題にもしっかりと向き合い、対応していきたいと思います。
今後も、医療や介護・行政・地域の皆様が、連携をとって協力し、地域に対してきめ細かな対応ができるプラットフォームとしての医師会になれるように、副会長、理事、会員の先生方、そして事務局、全員で一丸となり努力してまいりたいと思います。今後とも、引き続きのご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
2021年6月吉日

河内長野市医師会会長
山口竜司

河内長野市医師会会長
山口竜司
沿革
- 昭和29年4月
- 南河内郡医師会より分離独立
- 昭和30年6月
- 在宅当番制による休日急病診療開始
- 昭和33年4月
- 河南准看護学院設立
- 昭和44年12月
- 医師会館建設
- 昭和50年2月
- 看護学院に看護専門課程を併設
- 昭和52年4月
- 看護学院を河内長野看護専門学校に改名(専修学校認可取得)
- 昭和55年6月
- 河内長野市立休日急病診療所設立により同診療所宛出動開始
- 昭和58年4月
- 同診療所準夜間診療(土曜日)出動開始
- 平成5年10月
- 老人訪問看護ステーション開設
- 平成10年12月
- 小児救急医療業務開始
- 平成11年10月
- ケアプランセンター開設
- 平成17年3月
- 医師会館A棟建替
- 平成21年4月
- 河内長野看護専門学校看護高等課程 生徒募集停止
- 平成22年4月
- 河内長野看護専門学校看護専門課程 学生募集停止
- 平成24年3月
- 河内長野看護専門学校 閉校
- 平成24年11月
- 地域連携室 開設
- 平成25年4月
- 社団法人から一般社団法人へ移行
- 平成26年10月
- 旧校舎(C・D棟)取り潰し