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「河内長野市サービス担当者会議ガイドライン」
 について

◎発行趣旨

 サービス担当者会議は、介護保険制度におけるケアマネジメントの業務プロセスの一環として、厚生労働省令「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」で、ケアマネジャーが、医師はじめ関係者を招集し、開催しなければならないと定められた会議のことです。原則として、ケアプラン作成、福祉用具の利用、或いは利用者の状態変化等による問題発生時などに適宜開催されることになります。サービス担当者会議には、利用者(家族)、医師、訪問看護師、サービス事業者が参加し、利用者(家族)の意向を確認するとともに、多職種からの専門的意見を求め、ケアプランの決定等を行う場となっています。その中で、医師が果たす役割もまた大きく、医師の積極的なかかわりは、利用者(家族)に安心感をもたらすことになります。また、地域包括ケアシステムにおいては、「利用者からみた一体感」が重要とされていますので、それを醸成する場としてのサービス担当者会議の位置づけもまた重要となってきております。
 更に、サービス担当者会議は、医療・ケアチーム(チームアプローチ)による多職種連携という観点から、人生の最終段階における医療(終末期医療)の延命治療の有無など、意思決定や意思統一、情報共有をする場としても有効と考えられています。特に、終活や「エンディングノート」がクローズアップされてきている現在においては、関係者が、ただICTに頼るのではなく、集合し、会って顔合わせをすることは有用であるといえます。
 サービス担当者会議の役割は、今後益々大きくなってくるものと思われます。そのため、サービス担当者会議で担当者が集まり協議した時、担当者の力の結集がより大きな力になるように願うのはもとより、地域におけるスタンダードが必要との考えから、河内長野市地域ケア会議では、「れんけいカフェ」での編集会議等を経て、本ガイドラインを刊行しました。

サービス担当者会議ガイドラインとは

 本ガイドラインは、目指すべき地域包括ケアシステム、ケアマネジメントの全体像はじめ、各自治体等のアンケー結果・参考資料、サービス担当者会議に関する指針・指標(目的・場所・運営・進め方など)、「かわちながの連携シート」<サービス担当者会議用>・「かわちながの連携シート」、「サービス担当者会議要点整理シート」(モデル様式)、関連法令(個人情報保護法・介護保険法)の資料等が盛り込まれています。
 また、本ガイドラインはこれで終りではなく、今後改訂を重ねていきたいと考えておりますので、編集に係る意見・提案・アイデア等を随時募集していきたいと思っています。そのため、その募集記事を「あとがき」の中に掲載しました。

◎編集室

河内長野市医師会地域連携室が、本ガイドラインの編集室を担っています。

 

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河内長野市医師会地域連携室
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